2020/08/11 18:27

Story of ShelbyKIRIKO Precious Stone」Collection

 



2017年 誕生と同時に注目を浴び、Shelbyの定番コレクションとなった「KIRIKO Precious Stone」。

今回は、こちらのコレクションについて、誕生秘話や制作の裏側にふれながらご紹介していきます。

デザイナーAKIのこだわりポイントや実際のコーディネートもご紹介します。

 

天然石に日本の伝統的な細工「切子」を施した《甲州貴石切子》をこだわりのデザインとセッティングで仕立てたコラボレーションジュエリー。

KIRIKO Precious Stone」は、多くの職人技のつまった夢のようなコレクションです。

 

―そもそも《甲州貴石切子》とは?


日本を代表するお二人の宝石研磨士によって誕生した、天然石をカットした切子細工です。

宝石加工のメッカ甲府市の名工、清水幸雄氏と深澤陽一氏がお互いのスピリットを尊重しつつ、最大限に美しさを引き出し合うことから生まれる「奇跡の作品」とも呼ばれています。

 

清水幸雄氏は世界で唯一、180面体のキキョウカットを手刷りでカット出来る、甲府のトップジュエリーマスターです。

最近ではTVで取り上げられることも多く、2015年「現代の名工」として表彰され、2016年の黄綬褒章を受章されました。万華鏡のように幻想的な効果を引き出す上部のカットを清水幸雄氏が担当しています。


深澤陽一氏はユニークで斬新な宝石彫刻を手がけている宝石研磨職人で、同じく甲府のジュエリーマスターです。

裏面(底面)の切子のカットを一級宝石研磨士で伝統工芸士でもある深澤陽一氏が担当しています。

ジュエリーマスターとは、一定基準以上の技術を持つ方を、山梨県知事が認定する制度です。後輩の指導ができ、独立できるレベルの能力を有する人のことをいいます。

 

天然石は石によって硬度が異なり個体差もある為、非常に高度な技術が必要であり、熟練のお二人でも神経を使いながらの大変難しい作業だそう。

そして天然石は、一点として同じものはありません。(クリアクォーツは分かりにくいですが、カラーのあるものは色味(濃淡)が異なることも多いです。)いくつもの工程を重ねながら、全て手作業で加工を施しています。



(甲州貴石切子になる前の Clear Quartz/Green Quartz/Smoky Quartz/Amethyst)



(甲州貴石切子)


―「KIRIKO Precious Stone」 の誕生〜制作

 

《甲州貴石切子》に出会いインスピレーションを受けたAKIは、Shelbyの素材として取り入れたいと思いました。

しかし、日本の伝統的な職人技のつまった《甲州貴石切子》を、いかに現代女性が好むスタイリなジュエリーに仕立てるかがデザインの最大のポイントでした。

切子は「和」のテイストが強く、Shelbyのブランドイメージとは異なってしまう懸念もありました。

 

Shelbyのエッセンスを取り入れたモダンでスタイリッシュなジュエリーに仕立てるべく、デザインと試作の繰り返しは1年近く続きました。

最終的に自身のデザインと《甲州貴石切子》との融合を確信したAKIは、Shelbyオリジナルのカットを清水氏と深澤氏に申し入れます。

シナジーに共感してくださった両名の協力によりここからShelbyKIRIKO Precious Stone」への第一歩が始まります。

 

AKIがデザインしたのは覆輪留めという技法(爪ではなく地金を伏せて留める技法)を用いてのルースセッティングでした。

しかし、このセッティングは裏面からも細工がされている《甲州貴石切子》に負荷がかかり石を留める作業が非常に難しくベテランのジュエリー制作職人たちでも高度な技術を要するものでした。試作段階では、作業中に石が割れてしまうこともありました。


イメージ通りのジュエリーを実現するため、ジュエリー制作の職人たちとも話し合い、何度も試作を重ねました。清水氏の提案によりさらにShelbyのセッティングに耐え得るカッティングも加えていただきました。(このデザインは加工に高度なレベルを要するため制作における一定の基準を設け、現在もオリジナルのルールを基準に一点一点手仕事で仕上げています。)

 

そうして完成したのが、KIRIKOの存在感がシンプルに美しい「KIRIKO Precious Stone」コレクションです。

枠のみのセッティングは、シャープさと一体感を生み、底から入る光は表面の立体感を際立たせます。

シンプルで研ぎ澄まされたデザインは何度も試作を重ねて完成したバランスなのです。





リングは、アームのデザインにもこだわりがあります。

少しエッジの効いたロックカット入りのアシンメトリーなデザイン、切子の輝きをリフレインさせたランダムカットデザインが使われています。

また、日常のコーディネートにも取り入れて欲しいとの想いから、肌への馴染みの良さも特徴です。実用的な側面ではありますが、爪留めと違い衣服に引っかかる心配もありません。

 



―コレクション紹介

現在は、7種類のリング・6種類のネックレス・2種類のピアス(イヤリング)をそれぞれ通常4色展開(+一部アメジスト商品)で取り揃えています。

色の違いはもちろん、形やサイズでも印象が異なるので、それぞれの個性をお楽しみください。

 

 

通常展開している4色の石の特徴です。


 「Clear Quartz(CQ)

水晶の中でも無色透明で高品質の美しい原石を使ったクリアクォーツ。最も華やかに切子の細工が際立ちます。


  Bi-Color Smoky Quartz(BS)

スモーキークォーツとクリアクォーツのグラデーション部分を使った切子細工のシックな陰影が美しいBi-Colorのスモーキークォーツです。


  Green Quartz(GQ)

  淡い色合いのグリーンクォーツは珍しい石のひとつで、切子の細工が柔らかく輝きます。爽やかなエレガントさが印象的です。  


  Ametrine(AT)

   アメジストとシトリンが自然の力によって融合したアメトリンは、近年大変希少となってきており切子も数多くは作ることはできません。

 2つの色彩と切子の細工が奏でるグラデーションが上品で優美な雰囲気に。


  Rose Amethyst(RA)

   アメジストは限定カラーです。切子の細工が綺麗に映えるライトカラー(ローズ色)をセレクトしています。

  優しい色合いに他4色と異なる切子のカットが際立ちます。


※イベント時には、スペシャルルースオーダーも承っています。

 

AKI’sコーディネート

 KIRIKOはもちろんひとつでも存在感抜群ですが、実は他の色石一点ものや地金リングなどとも相性バッチリ。

こちらは実際にAKIがしているコーディネートです。



みなさんもぜひShelbyの他のリングやお手持ちのリングと共に

日本の職人の技がつまった「KIRIKO Precious Stone」コレクションをお楽しみください。