2022/11/26 00:53

<One n' Only>コレクションでは、デザイナーAKIが厳選したグリーン系のルースを中心にデザインしたジュエリーをご紹介しております。
今回は、さまざまな色彩をもつ「オレゴンサンストーン」の魅力をはじめ、《Shelby Aki》でセレクトしている稀少なグリーンカラーについてもご紹介していきます。
「オレゴンサンストーン」は、その名の通りアメリカ・オレゴン州で産出される「サンストーン」のことです。
“太陽の石”を語源とする一般的な「サンストーン」は、赤色やオレンジ色を中心としたカラーで、世界中で産出されています。産出地は主に南インドで、他にロシア、ノルウェー、カナダなどからも採掘されています。赤系の色の由来は、石の内包物の鉄分(レピドクロサイト)の発色によるものです。
「オレゴンサンストーン」も主流のカラーは赤系・オレンジ系の色合いをもつ天然石ですが、こちらは、粒子のように細かい自然銅片の発色です。銅の内包物による美しいシラーや、豊かなカラーバリエーションが特長で、中には見る角度により赤色・紅色をはじめ黄色、褐色、稀にグリーンなどの色が見られます。
アベンチュレッセンスと呼ばれるキラキラとしたインクルージョンによる輝きを持つものも存在し、これも魅力のひとつです。ちなみに「サンストーン」という名前は通称名で、鉱物名ではありません。ラブラドライトやムーンストーンなどと同じ長石(Feldspar・フェルドスパー)となります。
オレゴン州の「サンストーン」が世界の注目を浴びたのは1980年夏、道路建設中に大規模な鉱床が発見されたのがきっかけでした。
そこで、発見された「サンストーン」は、真紅からピンク、グリーン、シャンパンのような色合いから透明なものまでカラーバリエーションが豊富だったため、それまでの「サンストーン」のイメージを覆し、「オレゴンサンストーン」として知られるようになりました。
天然石の神秘的な美しさと、オレゴン州でしか採掘されない稀少価値の高さゆえに鉱山の人は“オレゴン ダイヤモンド”とも呼ぶそうです。また、先住民であるネイティブアメリカンも不思議な美しい石に未知なる力を感じ、太古より神聖な儀式に使用したり、他の部族との交易品として利用していたと言われています。
現在、オレゴンサンストーンの原石が産出する主な鉱山は現在3カ所、いずれもオレゴン州中央部の砂漠地帯にあります。
ポンデローサ鉱山(Ponderosa Sunstones Mine)
スペクトラム鉱山(Spectrum Sunstone Mine)
ダストデビル鉱山(Dust Devil Mine)
人それぞれに好みの色が見つかるのではないかと思うほど多彩な「オレゴンサンストーン」。
天然石はどれも唯一無二ではありますが、なかでもオレゴンサンストーンは一つとして同じものがないのではないかというほどに個性的な天然石と言えるでしょう。
そんな「オレゴンサンストーン」の中でも、さらに稀少なものがグリーンカラーのものです。
赤・オレンジ系のカラーが多い中では本当に数少ない色味ですが、《Shelby Aki》のジュエリーには、こちらのグリーン系を多くセレクトしています。
「オレゴンサンストーン」をセッティングしたジュエリーはどれも、凛とした佇まいを持つ《Shelby Aki》らしい表情を見せてくれます。
美しい透明感のあるグリーンの中に、それぞれに異なる色彩を見せる石は、地球が育んだ奇跡の創造物のひとつかもしれません。強いリーダシップや自尊心をもたらすとも言われるこの石には、言葉では言い尽せないほどに不思議な魅力がつまっていると感じます。
美しい色彩の「オレゴンサンストーン」の魅力あふれるリングは、石枠の繊細な装飾やアーム片側にダイヤモンドをセッティングしたアシンメトリーなデザインが洗練された印象を放ちます。ダイヤモンドとのコントラストもオレゴンサンストーンのニュアンスカラーを際立たせます。
<写真左リング>
グリーンを中心にレッドやイエローの色彩が重なる「オレゴンサンストーン」です。オーバルシェイプの両面に入れられたカットにそれぞれの色が輝き、神秘的な魅力を発揮します。
<写真右リング>
こちらは、エメラルドカットの中に、繊細な色彩のグラデーションが華やかな「オレゴンサンストーン」。こちらは透明感のある淡いグリーンにイエローなど多彩なカラーが感じられます。
《Shelby Aki》では、ルースからのオーダーも承っております。
お客様や石のイメージに合わせて相談しながら、あなただけの一点ものジュエリーをデザインいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
◇《Shelby Aki》 Flagship Shop
◇〒107-0062 東京都港区南青山3-15-4(表参道駅 A4出口より徒歩5分)
◇お問合せ: Mail : info@shelby8.com / TEL:03-6804-6658
塩酸を含む漂白剤で石が損傷する場合がありますので、漂白剤のご使用はお避けください。
また、超音波洗浄器およびスチームクリーナーによる洗浄も避けてください。
*本記事内に掲載の商品画像の一部はイメージとなります。
Shelby Aki
AKI & Staff